【スイス取材紀行】チューリッヒ空港からグリンデルワルドへの移動はこんな感じ

2017年9月3日

スイスに着いて、チューリッヒ空港から最初の目的地グリンデルワルドへ移動するには、大きくわけてベルン経由とルツェルン経由があると思いますが、今回はルツェルン経由を選択。その道中はこんな感じでしした。

意外と多い乗換回数

チューリッヒ空港から目的地グリンデルワルドへの乗換駅は以下の感じです。

チューリッヒ空港駅→ルツェルン駅→インターラーケン・オスト駅→グリンデルワルド駅

上記のように2回乗換が必要なのが注意です。また鉄道もそれぞれSBB(スイス国鉄)→ZB(ツェントラル鉄道)→BOB(ベルナーオーバーランド鉄道)と変わります。といっても乗換駅の駅舎は日本と違い私鉄、国鉄で共用ですので、あまり鉄道会社の違いは意識する必要ありません。ただ乗換が2回あることでスーツケース等の大型荷物のハンドリングが多少わずらしそうだったので、今回はSBBのエクスプレス・ラゲージサービスという手ぶらで移動できる荷物別送サービスを利用してみました。

SBBのエクスプレス・ラゲージサービスの記事については以下を参照してください。

シリーズ【スイス取材紀行】スイスの鉄道ラゲージサービスの使いどころ

1.チューリッヒ空港駅からルツェルンへ

それではまずチューリッヒ空港からの空港駅への移動です、

そもそもチューリッヒ空港駅となっていますが、駅舎自体は空港そのものと別の建物なので若干注意です。空港の到着口から出てきたら一度建物外の外に出て横断歩道を渡った向かいの建物がチューリッヒ空港駅となります。

チューリッヒ空港駅に建物に入ったらメインのエスカレータで地下1階に降ります。

地下1階にSBB(スイス国鉄)のオフィスがあるので、必要な場合はここで各種パスを買いましょう。ラゲージサービスを利用する場合もこのオフィスで申し込めます。SBBオフィスの向かい側にはCOOP(スイスの大手スーパーマーケット)がありますので、お水や電車の中で軽食が食べたい場合はここで買っておくと良いです。

さらにもう1階下の地下2階が電車のホームとなるのですが、降りるエスカレーターでホームが分かれているので、地下1階の掲示板で自分の乗りたい電車のホーム番号を確認して、その番号の表示のなるエスカレーターで地下2階のホーム階におります。

いざSBBのインターシティ電車にのって一路乗換駅のルツェルンへ!

2.ルツェルンからインターラーケン・オストへ

乗換駅のルツェルンは別のホームへの移動が同じ階で出来るタイプの駅ですので乗り換えは比較的楽です。駅によっては別ホームへ移動するために、日本のように一度別の階へ降りる等してから移動しなければいけない駅もあるので、その場合は移動時間など少し注意です。

ちなみにルツェルンでは途中下車して旧市街を少し観光してみました。湖畔のとても素敵な街です。ルツェルンへのまとめ記事は以下からどうぞ。

シリーズ【スイス取材紀行】穴場な湖畔の街 ルツェルン

ルツェルンからはゴールデンパスラインの一部をなす、ルツェルン・インターラーケン急行と呼ばれるZB(ツェントラル鉄道)運営のパノラマ観光列車にのってインターラーケン・オストまで移動です。

ルツェルン・インターラーケン急行の車両はパノラマ列車となっているので、こんな感じに窓が広くて素敵な景色が楽しめます。

こちら車窓からの風景です。観光列車扱いなだけあって、次々にあらわれる湖畔の景色がとても素敵です。

座席位置ですが、圧倒的にオススメなのが湖畔側の景色が楽しめる進行方向「右側」の座席です。今回の車両では、前方車両の右側が2人掛けの向かい席、後方車両の右側が4人掛けの向かい席となっていましたので、同行者の人数に合わせて前方車両と後方車両を使い分けるとよいと思います。

ちなみにルツェルン・インターラーケン急行は途中で列車の進行方向が入れ替わるので、ルツェルン初でもインターラーケン・オスト発どちらでもオススメの席は「右側」となります。

よほどのピークシーズンでない限り座席予約の必要はないと思いますが、今回試しに座席予約をしてみましたので、座席予約を考えている場合は、以下の記事を参考にしてください。

シリーズ【スイス取材紀行】ゴールデンパスラインの座席指定をしてみる

先ほど少し話した列車の進行方向の反転ですが、写真のマイリンゲン駅で列車の進行方向が変わります。

マイリンゲンで進行方向が変わってからも、そのままの座席で綺麗な景色が引き続き楽しめます。

3.インターラーケン・オストからグリンデルワルドへ

インターラーケン・オストに着きまして、ここからグリンデルワルドへの列車はBOB(ベルナーオーバーランド鉄道)の運営になります。ブルーとイエローが素敵な車両です。

ちなみにこのBOBのグリンデルワルド行き列車に乗る際にはちょっと注意点がありまして、前方の車両は別の目的地ラウターブルンネン行きで、グリンデルワルドへ行く場合は必ず後方の車両に乗らないといけない点です。車体に必ず行先(GrindelwaldかLauterbrunnen)が表示されているので、乗る前に確認してから乗りましょう。乗車してから車両の中で前方車両と後方車両を移動しようとしてもできません。

なお切り離しは数駅進んだツヴァイリューチネン(Zweilütschinen)駅で行われますが、ツヴァイリューチネン駅で一旦停車して乗客の乗降が終わってから、ゆっくりと切り離しを行うので、インターラーケン・オスト駅で間違えてラウターブルンネン行きの前方車両に乗ってしまった場合でも、あせらずにツヴァイリューチネン駅で一度降車して、後方のグリンデルワルド行きの乗り換えれば大丈夫です。

BOB(ベルナーオーバーランド鉄道)に乗り換えてからはグングンと高度を上げて、一気に山岳鉄道っぽい雰囲気が出てきます。

無事グリンデルワルド駅に到着です。天気が良ければ目の前にベッターホルン、シュレックホルン、右手側にアイガーが見えます。とても素晴らしい景色の駅です。

以上チューリッヒ空港かグリンデルワルドへの移動をまとめてみました。乗換が2回あるものの、道中の景色がとても素晴らしいので、あっという間の移動に感じられますよ。

川田 ヒデホ

金沢市在住のイラストレーター。仕事のお話や、取材先での出来事、あまり仕事に関係ないけど個人的に気になった出来事、など色々書いています。 お仕事の事やブログの内容などで気になった事があればブログのコメント欄や、スタジオトップのお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

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